2011年 08月 18日
大物 |
以前制作していた大物を一部本焼きした。
予想よりもいい上がりだった。
大物は何より釉薬をかける作業が難しい。
通常食器などは、釉薬が入ったバケツにどぷんとつけ数秒後に取り出す。
釉薬によって、浸けている時間を調節したりはするのだが
大物はそれができないため、
内部はかけ流し、
外部はコンプレッサーという霧噴射ができる機材で
作品を回しながら吹きつけを行う。
その吹き付けの按配を見計らうのが難なのだ。
結構かけているつもりでも薄かったり
部分によって、つけムラがでてしまったりしてしまう。
最終的には口径49cm・高さ33cmに焼きあがった。
成型時よりはおおよそ5cm程度ずつ縮小していることになる。
制作時は結構な迫力に感じる大きさのものでも
本焼後はだいぶこじんまりとしてしまった印象を受ける。
by hanahirakuu
| 2011-08-18 07:10
| Works